クラスタネットワーキングイメージの選び方
クラスタネットワーキングイメージ は、ベースOSに Oracle Linux を採用し、 クラスタ・ネットワーク への接続に必要な以下のソフトウェアが予めインストールされています。
- Mellanox OFED / NVIDIA DOCA
クラスタ・ネットワーク にインスタンスを接続するNIC(NVIDIA Mellanox ConnectX)のドライバーソフトウェアです。 - wpa_supplicant
インスタンスが クラスタ・ネットワーク に接続する際行われる802.1X認証(※1)のクライアントソフトウェアです。 - 802.1X認証関連ユーティリティソフトウェア
インスタンスが クラスタ・ネットワーク に接続する際行われる802.1X認証に必要な機能を提供するユーティリティソフトウェアです。 - クラスタ・ネットワーク 設定ユーティリティソフトウェア
クラスタ・ネットワーク 接続用ネットワークインターフェース作成等の機能を提供するユーティリティソフトウェアです。
※1)802.1X認証の仕組みは、 ここ のサイトが参考になります。
また クラスタネットワーキングイメージ は、以下の観点で異なる用途のものが用意されています。
- 802.1X認証関連ユーティリティソフトウェアと クラスタ・ネットワーク 設定ユーティリティソフトウェアの提供方法
Oracle Cloud Agent (以降 OCA と呼称)HPCプラグインとして提供するか、個別のRPMパッケージとして提供するかによる違いです。 - 対象のシェイプ
HPCシェイプ(※2)用(HPC クラスタネットワーキングイメージ )か、GPUシェイプ(※3)用(GPU クラスタネットワーキングイメージ )かの違いで、GPU クラスタネットワーキングイメージ はNVIDIA GPUドライバがインストールされています。 - ベースOSの Oracle Linux バージョン
バージョン8系か、バージョン9系かによる違いです。
※2)BM.HPC2.36 と BM.Optimized3.36
※3)BM.GPU4.8 と BM.GPU.A100-v2.8
以降では、用途毎に用意している クラスタネットワーキングイメージ の一覧と、選択した クラスタネットワーキングイメージ をインスタンス作成時に指定する方法を解説します。
注意 : 本コンテンツ内の画面ショットは、現在のOCIコンソール画面と異なっている場合があります。
本章は、前章で説明した用途毎に用意している クラスタネットワーキングイメージ の一覧を下表にまとめます。
| No. | 対象シェイプ | Oracle Linux バージョン |
ユーティリティ 提供方法 |
OFED バージョン |
GPU/CUDA バージョン |
|---|---|---|---|---|---|
| 5 | HPC | 8.7 | 個別RPM | 5.4 | - |
| 12 | 8.10 | OCA HPC プラグイン |
24.10 | - | |
| 13 | 9.5 | OCA HPC プラグイン |
24.10 | - | |
| 14 | GPU | 8.10 | OCA HPC プラグイン |
24.10 | 570/12.8 |
| 15 | 9.5 | OCA HPC プラグイン |
24.10 | 570/12.8 |
| No. | イメージOCID |
|---|---|
| 5 | ocid1.image.oc1..aaaaaaaaceagnur6krcfous5gxp2iwkv2teiqijbntbpwc4b3alxkzyqi25a |
| 12 | ocid1.image.oc1..aaaaaaaa45plxi2fuhmbze63ynbs3xfigb2iroqpbqxh5qbauw3pbh66ddvq |
| 13 | ocid1.image.oc1..aaaaaaaaxtobh657yix7kj2zbbuzhwzgvlonqjhpqa23ixdlq2dwipeelxsa |
| 14 | ocid1.image.oc1..aaaaaaaas3btftybuhx6gm4o7t2t4bs776pn5dcpk4kgmtbzvynzjkhxoi2q |
| 15 | ocid1.image.oc1..aaaaaaaaevo5a2g6zd524mlu5aopkzxem6farzeilzqwcaax6nnpaflr2ipq |
本章は、 1. クラスタネットワーキングイメージ一覧 で選択した クラスタネットワーキングイメージ をインスタンス作成時にどのように指定するかを解説します。
クラスタ・ネットワーク に接続するインスタンスの作成方法は、主に以下3種類が存在します。
- OCIコンソールを使用する方法
- HPCクラスタスタック を使用する方法
- Terraform スクリプトを使用する方法
以降は、選択した クラスタネットワーキングイメージ をどのように指定するか、これらの作成方法毎に解説します。
OCIコンソールを使用して クラスタ・ネットワーク に接続するインスタンスを作成する場合、 インスタンス構成 を予め作成しますが、この インスタンス構成 作成時の以下 イメージとシェイプ フィールドで イメージの変更 ボタンをクリックし、

表示される以下 イメージの選択 サイドバーで、 My Images を選択して表示される イメージOCID を選択して表示される イメージOCID フィールドに使用する クラスタネットワーキングイメージ のOCIDを 1. クラスタネットワーキングイメージ一覧 の イメージOCID 列を参照して入力し、 イメージの選択 ボタンをクリックします。

HPCクラスタスタック を使用して クラスタ・ネットワーク に接続するインスタンスを作成する場合、 スタック メニュー中の以下 Compute node options フィールドの Image version プルダウンメニューで適切な クラスタネットワーキングイメージ を選択します。
なお、本テクニカルTipsが前提とする HPCクラスタスタック は、バージョン 2.10.4.1 です。

各選択肢は、以下の クラスタネットワーキングイメージ に対応しています。
| メニュー名 | 前章一覧表中のNo. |
|---|---|
| HPC_OL8 | 12 |
| GPU_OL8_NV550 | 7 |
なお、個別RPMを使用する クラスタネットワーキングイメージ は、現在最新の HPCクラスタスタック では使用することが出来ません。
Terraform スクリプトを使用して クラスタ・ネットワーク に接続するインスタンスを作成する場合、 Terraform スクリプト内に 1. クラスタネットワーキングイメージ一覧 の イメージOCID 列のイメージOCIDを指定します。