Department のレコードを作成するページの追加

ページの作成

  1. アプリケーション・デザイナで main-start ページを開き、『Department のレコードの一覧を表示するテーブルの追加』 で追加した Table コンポーネントを選択します。 Table コンポーネントのプロパティ・インスペクタで Quick Start アイコン (Quick Start)アイコンをクリックし、「Add Create Page」 をクリックします。

  2. 「Add Create Page」 ダイアログ・ボックスが表示されます。 「Select Endpoint」 ページでは、レコードを作成する際にコールする REST エンドポイントを指定します。 「Business Objects」「Department」 を選択します。
    この設定により、REST エンドポイント(POST /Department)にてデータを登録する設定ができます。

    「Next」 ボタンをクリックします。

  3. 「Add Create Page」 ダイアログ・ボックスの 「Page Details」 ページの 「Select fields」「name」「location」 を順番にチェックします。 ここで選択されたフィールドは、データを作成するフォームで値を入力できます。 ビジネス・オブジェクト Department の location フィールドは、ビジネス・オブジェクト Location のデータを参照するように設定したので、作成フォームではドロップダウン・リストから値を選択できるようになります。

    「Add Create Page」ダイアログ・ボックスの「Page Details」ページ

    画面右側の 「Button label」 テキスト・フィールドの値を 作成 に変更します。 クリックすると作成されるページにナビゲートするボタンのラベル・テキストが 「作成」 に設定されます。

    次に、「Page Title」 テキスト・フィールドの値を 部門レコードの作成 に変更します。 作成されるページのタイトルに使用されます。

    「Page name」 にはCreateDepartmentを入力して、「Finish」 ボタンをクリックします。

  4. 「Add Create Page」 ダイアログ・ボックスで 「Finish」 ボタンをクリックすると、main-start ページの Heading コンポーネントと Table コンポーネントの間に Toolbar コンポーネントが追加されます。 Toolbar コンポーネントの中には、「作成」 ボタンが配置されています。

    Quick Start メニューで Add Create Page 実行後の main-start ページ

作成したページの動作確認

  1. アーティファクト・ブラウザで 「CreateDeparment」 ページをクリックし、アプリケーション・デザイナで開きます。

  2. 画面右上にある 「Live」 ボタンをクリックすると、ボタンが緑色に変化します。 これによりデザイナがライブ・モードになり、CreateDepartment ページの動作確認が可能な状態になります。

    CreateDepartment ページ

    「Name」 フィールドに 管理部 と入力し、 「Location」 フィールドで 「Floor 1」 を選択したら、 「Save」 ボタンをクリックします。

  3. main-start ページをアプリケーション・デザイナで開きます。 テーブルにこのセクションで追加したデータが表示されない場合は、 Reload Page アイコン (Reload Page)ボタンをクリックして、ページの再読み込みを実行します。

    レコードが追加されたことを確認

ページ・ナビゲーションの設定の確認

  1. ライブ・モードが有効になっている(Liveボタンが緑色で表示されている)場合は、 「Live」 ボタンをクリックしてデザイン・モードに戻します。

  2. main-start ページに追加された 「作成」 ボタンをクリックします。 プロパティ・インスペクタの 「Events」 タブ・ページを開くと、 「作成」 ボタンがクリックされる(ojActionイベントが発生する)と 「navigateToCreateDepartmentChain」 という名前のアクション・チェーンが起動されるように設定されていることがわかります。

    main-start ページの「作成」ボタンのプロパティ・インスペクタで「Events」タブを選択

  3. プロパティ・インスペクタの 「Events」 タブ・ページで、 「Action Chain」 の下に表示されている 「navigateToCreateDepartmentChain」 をクリックします。 アクション・チェーンの設定がビジュアルに表示されます。

    アクション・チェーンの設定

Department レコードの作成処理の設定の確認

  1. アーティファクト・ブラウザで 「CreateDepartment」 ページをクリックし、 Variables アイコン (Variables & Types)タブをクリックします。 CreateDepartment ページには、2つの変数が定義されていることがわかります。

    • department - ビジネス・オブジェクト Department のレコードを作成するためのデータを保持するための変数です。 name は、name フィールドに、 location は location フィールドにそれぞれバインドされています。
    • locationListSDP - Locationフィールドの選択肢を表示させるために使用されます。

    CreateDepartment ページに定義されている変数

  2. CreateDepartment ページで Designer アイコン (Designer)タブをクリックします。 「Save」 ボタンを選択し、プロパティ・インスペクタの 「Event」 タブ・ページを開きます。

    CreateDepartment ページの「Save」ボタンのプロパティ・インスペクタの「Events」タブ・ページ

    clickイベントが発生したときはアクション・チェーン 「createDepartmentChain」 が実行されることが確認できます。

  3. プロパティ・インスペクタの 「Event」 タブ・ページでアクション・チェーン 「createDepartmentChain」 をクリックすると、アクション・チェーンの処理フローがビジュアルに表示されます。 「Call REST Endpoint businessObjects/create_Department」 で、ビジネス・オブジェクト Department の REST エンドポイント create_Department (POST /Departmen) をコールしています。

    createDepartmentChain

    データの作成が成功した場合は処理が成功したことを通知するメッセージを表示し、ひとつ前の画面にナビゲートします。 データの作成に失敗した場合は、エラーメッセージを表示します。

  4. アクション・チェーンのダイアログで、 「Call REST Endpoint businessObjects/create_Department」 をクリックすると、プロパティ・インスペクタで REST エンドポイント呼び出しの設定を確認できます。 プロパティ・インスペクタを下にスクロールし、 「Parameters」 の横にある 「Assign」 をクリックします。

    Action Chainのプロパティ

    「Map Variables To Parameters」 ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「Map Variables To parameters」ダイアログ・ボックス

    パラメータ 「body」 には CreateDepartment ページの変数 department がマップされていることを確認したら、 「Cancel」 をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。


次にEmployee のレコードの一覧を表示するページの追加に進みます。